有害表現規制

このところ、テレビなどのメディア媒体を中心に報じられてきたオタク社会撲滅の偏向報道ですが、ついに法案レベルでの規制が動き出しそうな勢いです。
警察庁の『漫画・アニメ・ゲーム表現規制法』検討会問題まとめ @Wik
http://www11.atwiki.jp/stop_kisei/

※この規制はエロ、801、BL、ショタなど全てが対象になります。
・財団法人インターネット協会(主務官庁:総務省 経済産業省) のネットの有害表現規制に関する、
ホットライン運用ガイドラインで、エロ・801・BLなど二次元の性的表現が大きく規制される
危険が出てきました。
以下ガイドライン本文PDFの8ページ目より
http://www.iajapan.org/hotline/center/20060404guide.pdf


次のすべてを満たす場合には、児童ポルノ公然陳列の構成要件に該当する情報と判断することができる。
○児童(18歳未満)に該当する場合
 画像等に描写されている対象者の外見
 (例:陰毛がない、幼児、小学生にしか見えない)
 から明らかに18歳未満と認められる場合
児童ポルノに該当する場合
 (性器等にマスク処理が施されているものも含む。)
○公然陳列に該当する場合


すなわち『児童に見える人物を使ったエロ(801)画像は削除しろ』という事なのだそうです。
児童ポルノ禁止法では、その判断基準は「実在する人間で、実年齢18歳以下」となっています。
にも関わらずこのガイドラインでは、「外見」で判断するために、拡大解釈がされ
違法でない二次元キャラを使った性表現も、"児童ポルノ"として規制・削除される
恐れがあります

はい、うん。
国家の犬ども、調子乗ってんじゃねぇよ。


つまりコレは、児ポ法で規制をかけたはいいけど、失敗したみたいだからもっとキツくしてみよう、なんていう国の犬どものウザ苦しい考え方によって生み出された、非常に迷惑極まりないかつ、我々の表現の自由を奪おうというものですよ。
曖昧過ぎる情報と、数値化されない感情による判定。そして数々の偏向報道
と規制反対フラッシュに書かれていますが、ホントそのとおり。
外見」だけで判断するようになったら、監査官の私見入ること間違いなしですよ。


そしてある意味一番規制対象になる可能性が高いのが、同人業界。
今まで同人業界での規制といえば、著作権がらみのことが一番大きかったと思いますが、このガイドラインが法案として完全に成立してしまえば、表現の自由を象徴するかのごとく存在するこの同人業界、特に同人誌と同人ゲームは壊滅的に潰れる可能性が高いです。
今の同人誌は、半数以上がエロですからね。しかもこのガイドラインが物凄く適応されるかのごとくな内容。
児ポ法の段階では、18歳以上であると明記があればセーフだったのに、その記載があったとしても、監査官の私見次第ではたとえセーフだろうと思っても一発アウトになりかねない状況。
そして何より児ポ法では、「実在する人物」というのが前提だった故、3次元エロの規制というわけだったんですが、ついに2次元規制という状況。


そしてこの2次元規制という方向性から派生するものとして、アニメ規制の危険性。
今R-15指定がかかるようなアニメは、その時点で一発アウト。
そうでなくても、ギリギリのラインを走ってる作品は多いだけに、かなり危険性高いです。
ちょっとマジありえない。


で、当然ながらエロゲ業界は半数以上が潰れる可能性高そうな勢い。
いくら登場人物は18歳以上ですと明記してても、このガイドラインに適応しかねない作品は相当なものと推測されます。
とりあえずロリに属するジャンルは完全に規制対象になる予感。
それと、BLの範囲は詳しく知りませんが、少女マンガの類は明らかヤバい予感。
めっちゃモロにえっちぃことしまくってますしね。


とりあえず、今一番身近なメディアであるテレビと新聞による、非常に偏見の入った偏向報道のおかげで、オタク社会というものが物凄く非難批判されてますが、根本的にそれこそが表現の自由を奪うというもの。
それに、そのメディアの報道内容を、何も考えずに鵜呑みにする人は半数以上いるだろうとするだけに、いくら事実がどうあれ、一般評価は最悪的に落ちるでしょうね。
子供を対象とした犯罪などの原因をこの業界に押し付けるという時点でありえない。
科学的根拠もなく、完全に感情による判断で有無を言わせなくしてる。
どう見ても完璧に弾圧の領域です。


完全に違憲の領域ですからね、憲法第21条「表現の自由」に。

第二十一条【集会・結社・表現の自由、検閲の禁止、通信の秘密】
1  集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する。
2  検閲は、これをしてはならない。通信の秘密は、これを侵してはならない。

とりあえず、エロゲ云々関係なしに、このガイドラインには全力で反対しますよ。