夢の終わり

夢を、見てました。


とっても幸せで、とっても楽しかった夢。


その夢を、誰かが覚まそうとして、必死に夢の中に縋ろうとしました。


夢の中、


どれだけ苦しくてもがいても、どれだけ辛くて泣いても、


その夢は、幸せでした。




夢から覚めた今、現実の中で、泣きました。


私の中で、夢に縋ってた部分が、ぽっかりと穴になりました。


それでも私は、その夢をまだ見たいと思ってます。


夢の中で、生き続けたかったです。


夢と現実を入れ替えれば、私が生きている世界は夢が全て、とすることも出来ました。


けど、私には出来ませんでした。


夢が、現実と入れ替わることを、拒んだからでした。




だから私は、今度は別の方法をとりました。


夢と、現実。


入れ替えることは出来なかったけど、


夢を現実にすることは出来るはず。


その希望に縋り、夢を現実の中に受け入れさせるため、


私は今、一度、夢を手放しました。


最初は私が、夢を望みました。


それが終わった今、


次は、夢が、私と現実を望むことを願います。






今まで夢を見せてくれて、ありがとう。


その夢が今、全部嘘になってしまったかもしれないけれど、


私は嘘だとは思ってないから。


その夢を信じれないことは、今までの記憶を信じれないのと同じだから。


だから信じる。


結果だけが全てじゃないと教えてくれたのは、私が見てた夢だから。


だから待ち続ける。


私は今も、夢を望み続けるから、願い続けるから。


愛してるよ。


今までも、これからも。


ありがとう。