Winnyの技術

Winnyの技術

Winnyの技術

P2Pファイル交換ソフトとして超有名になったWinnyですが、そのWinnyの作者自身が執筆したこの本。
今日の帰りにふと書店に寄って偶然見つけたので軽く立ち読みしてきました。
同じソフト開発者として前々から気になってた本だけにかなり興味深かったです。
P2Pファイル交換ソフトとして、NapsterWinMXなどの世代からどのように変化してきたかとか、実際にWinnyで使われてる各それぞれのネットワーク技術、暗号化技術、ファイル管理、シミュレーション、その他本当に色々な技術の解説書となってたと思います。
というか、正直このソフトが一体どれだけ高レベルな技術を駆使したものであるかということを改めて認識させられました。
それと同時に、金子氏が半端なくレベルの高い技術者であると同時に、開発スピードの速さを思い知った気がします。。。
これだけの技術を詰め込んだものをほんの数ヶ月で形にしていくんですからね。。。
巻末付録にはWinnyプロトコルの定義だとか、キャッシュファイルのヘッダ定義だとか載ってました。
ほかにもシミュレーションの結果だとかものってたなぁ。
あのネットワークのシミュレーション結果の図は凄まじかったなぁ^^;
個人的には暗号化周りやネットワーク周りの技術解説が結構気になったかな。
自分が作ったプログラム、特にWinnyの場合はキャッシュファイルとして共有ファイルに暗号化を施してるだけに、その暗号のクラックをうけたり、ファイルの改変改造を受けることもあるだけに、それの対策としてどのような技術を用いたか、っていう点はかなり興味深かったですね。
正直これは欲しいかもですかねー><