東証取引停止
これまたとんでもない事態になってますねぇ・・・
昨日はライブドア株が、ストップ安で止まったからいいものの、今日は東証の処理限界ということで、取引停止ときましたか・・・（;´Д｀）
ライブドアの損失は、2日合わせて2100億円。前日はストップ安で取引停止、今日に関しても、取引開始から新たな疑惑にて一時取引停止、昼ごろに再開されたが売り注文が膨らみストップ安で本日も取引停止。
さらに、日経平均株価も460円ダウン、一時的に下げ幅700円越えという異例の事態。
東証も14時25分の時点で、注文件数約700万件、約定件数約400万件との発表も出して、規定により全銘柄取引停止を発表。ちなみに、システム限界での取引停止は東証設立後初とのこと。また、明日以降もしばらくは、取引時間の短縮などで事態の沈静化を目指すらしいです。
そして、マネーライフの買収をめぐり、ライブドアマーケティングとライブドア本体とで証券取引法違反の疑いとのことでの捜査だったが、新たにライブドア本体の赤字を埋める為に、グループ各社からの利益を水増ししてきて、黒字決算で発表したとの粉飾決算が新たに出てきました。
証取違だけでもヤバいのに、粉飾決算までついてきたこの現状、規定抵触の場合上場停止という現実まで抱えてますよ。
とりあえず、この2日間だけでもコレだけ日本の経済を振り回してくれるほど、日本市場でのライブドアグループの影響力はでかかったということでしょう。
ライブドア本体の場合、単価が安い上に取引単位が1株なので、個人投資家などにとっては非常に手のつけやすい企業です。それゆえ、株式の保有者はかなりの数がいますし、その勢いが市場全体を揺るがすだけの力もあったというわけです。
心理的なところからいうならば、コレだけ問題が起こって暴落までしてきてれば、損失も半端じゃない、まして上場停止になれば紙切れ同然になってしまうものだけに、必死になって売ろうとするところと、損失を埋める為に他の企業の株も売るという状態が起こり、結果として今日の取引では、値がついた銘柄はすべて値下がりしたということになってきてもいるわけですね。
ほんと、今株価が上がって成長してきてる中小企業にとっては迷惑極まりない状態です。
まさに群集心理が与える影響が浮き彫りになってますよ。
そして東証に関しても、通常は超えにくいだけの処理件数をオーバーするという状態まで持ってこられて、結果的にストップする羽目になったシステムの弱さも見え隠れしてますね。。。
