D.C.Ⅱ

六人目、朝倉由夢、終わりました。
そして、たった今、D.C.II〜ダ・カーポII〜を終わらせました。




腑に落ちねぇ・・・orz
なんていうか消化不良炸裂。


とりあえずまずは由夢シナリオ。
まー、キャラがキャラなだけに、見事に音夢シナリオを思い出させてくれましたorz
音姫シナリオと嫌でもリンクする話だけに、「義之は消える」という大前提を抱えた上でのシナリオ展開。
で、魔法使いの血は流石に受け継いでたわけで。
知らされてはいなかったが当然義之の、手からお菓子が出せる魔法も気づいていて。
さらに由夢自身、夢を見ない、代わりに未来が見える、という能力を持ち合わせてる始末。
やっとこさ由夢の手帳の意味が理解できました。
そしてそこで、「義之が消えた後の未来」も見えるわけで。
その未来を知った上で付き合い、恋をするこのお話。
多少先が読めてしまうとはいえど、やはりこの手の話に弱い僕は感動してしまうわけで。。。
当然音姫が間に入ってくる展開もありましたさ。
見事に音夢VSさくらで純一の取り合いをしてるところを思い出させられるわけで(;´Д`)
まぁそんなやり取りをしながらも時は嫌でも流れ、桜は枯らされ、義之の存在は消え始めるわけで。
完璧に由夢の夢どおり。
最後の日の最後のデート。
ある意味このデートが音夢から受け継いだ一つの結末でもあり、(僕らから見ると)お話でもあったのかな。。。
もう音夢の思い返しと純粋に感動とがダブルミックスされて凄い微妙な泣きそうな感情が込み上げてきましたね(;つД`)
エピローグは・・・・・・、まぁ話の筋は通ってますかねー。
突然義之が戻ってくるという突拍子ぶりはもう突っ込みしない方向で、それでも音姫よりは何百倍もマシな終わり方かな。


で、再びあからさまに変わったタイトル画面。
追加される「D.C.」。
そしてまたコレかと落胆する前作既プレイ者_| ̄|○


前作ではさくらが、純一の夢の世界で「桜の魔法」について全てを語ったこのお話。
今回は、芳野さくら視点でほぼ一からのスタートに近い感覚でしたね。
で、その中でさくらの心情として語られることの一つ一つが、今回のD.C.IIとしてのお話の補完をしてくれました。
朝倉音姫朝倉由夢、天枷美夏、白河ななか、雪村杏、月島小恋、の計6人のシナリオを通しての全体補足。
枯れない桜を復活させた以上、責任を持って制御をすることを決めたさくら。
毎日帰りが遅かったり、数日家を空けたりするのは、理事長としての仕事と桜の制御という仕事があったから。
けどその桜の制御も限界が来て、突発的な願いをかなえてしまうのを防ぐ為に必死に町中走り回ってたということ。
事故現場に金髪の長い髪の女の子を見かけるとかいう情報は、やはりさくらだったということ。
散々悩んだ末、自らの命を同化させてまで、桜の制御のために費やそうと決断したこと。
で、最期を迎えるために純一に昔話やこれからのことを話しながら、髪を切ってもらって、
最後に町中を見て回って、
そして桜に同化して。


結果は失敗、さくらは桜を制御仕切れなかったということ。
そして音姫が始末をつけにきて、桜を枯らせたこと。
で、義之とさくらの最後の日に夢の世界で全てを話して。
お互いが消えたという話。


そして春、桜が咲いたという事でさくらの意識が復活して、さくらの願いによって義之が復活したという結末。
突如義之が復活したという展開はこういう展開で補完してたのね。
小恋や杏などのストーリーのようにずっと存在し続ける話のほうはどうなってるのか微妙なラインですが・・・
あくまでも「D.C.」のお話の展開上での補完だと思うんで、義之が全て知った話が前提にあるんでしょうね。


正直言えることは、前作未プレイ者にとっては納得仕切れない部分や理解でききれない部分はあると思います。
流石曲芸、知りたきゃやれってことですか(;´Д`)
それでもコレだけ一応まとまりつけたということは流石大手企業。
何とか話の収拾だけはつけてくれたとは思います。


ただ、全員にとって不可解なとこが一つ。
一番最後の全てが終わった後、突如どこか洋風な土地でショートヘアのさくらが桜の枝を持って佇んでるシーン。
このシーンだけはわざと謎、というか伏線を置いていってる気がする・・・orz
佇むさくらはおそらく全ての始まりのとき。
前作よりも時代は前、おそらく「おばあちゃん」がまだ生きてた時代orそれ以前?ぐらいの予感。
名前はまだ持ってない可能性あり、桜の枝を持ってたことから、話しかけられた女の子に「桜」という名前をつけられたか?
けどそうするとおばあちゃんとの血縁関係がおかしくなるか・・・
うーん。。。なかなか謎っていうか未解決情報を増やしてくれたというか。。。
一ついえることは、この部分のシナリオタイトルが「D.C.」であるという事。
D.C.の意味はダ・カーポ「はじめに戻る」という音楽記号の意味。
それからしても、確実に全ての始まりに戻ったという事を意味してると解釈して間違いはないと思います。
それ以上は全て想像にお任せということなのでしょうかね・・・。


そしてもう一つ。
おそらく曲芸一大企業ということなんで、どうせ感謝パックだとかなんだとかでアフターストーリー的なものをこの後もウダウダ出してくるとは思いますが、これより時代展開があるものは確実に出ないだろうということ。
前作、今作含めて鍵となった「芳野さくら」の存在はもうないということになった以上、話の展開は望めないかと思われます。
まー、アフターストーリー的なものや、D.C.からD.C.IIの間の53年間を埋める為の補完的なものや、その他補足補完をするお話のものは出る可能性ありそうですが・・・(;´Д`)
少なくとも、初音島の奇跡の話は一つ、終わりを迎えたということはおそらくはっきりしたかと思います。



何だかんだ言っても、悪くはない作品だったかな、と思えるくろかげでした。